個人が作るWebサービス

今まで3つのWebサービスを作成して、公開してきた。その結果、感じたこと・考えたことを書いてみる。

ユーザは待ってても来ない

サイトを公開して、こうやってブログからも誘導しておけば、少ないながらも人が訪れて、その中には興味を持って他人に勧めてくれる人がいるんじゃないかと思っていた。
現状は思ったより少ない。っていうか、こちらから「何か」しない限りほとんど誰も来ない。なので、他人がブログで取り上げてくれたりとかもほとんどない。
ちなみに、今まであった「何か」を挙げてみると…

  • ホットエントリにコメントする

はてなのトップページで紹介されたエントリ(もちろんサイトに関係があるものですよ?)にコメントを入れて、自サイトのURLを紹介したところ、数十人単位のアクセスがあった。しかし、それはもちろんトップページにあがっていた間だけ。ほんの二日程度だった。

登録後少々アクセスがあったもののたいした影響なし。このテのサイトってあまりあてにされてないのかも。

  • スパムページを大量に生成する

3つのうちの1つは、色々な単語についてページを動的に生成するタイプのものだった。その中のごく一部、ニッチな単語についてはそれなりのアクセスがあった。

そうやって、やっと来てくれた数少ないユーザも…

ユーザはもう一度来ない

それは単にそのサービスに魅力が無いだけでしょ!と言われそうだが、その壁ってかなり高いんじゃないかと感じている。たぶん、ストリートビューくらいのレベルでないと、サービスだけで引き付けられない、自分がユーザのときの行動を鑑みても。実際、Twitterだって2、3ポストしただけで1年近くほっておいてたし。

あるサイトで「Webサービスを成功させたかったらまず10人のリピーターを確保しよう」みたいなことが書かれていた。私が思うに、「独創的/斬新なサービス → ファンになる」より「誰かに頼まれた → どっかで見たようなサービスを作る」というストーリーのほうが成功する可能性は高い。分かってはいるんだけど、後者の戦略は取りたくない。一番気持ち良いのは「自分が考えたものが世の中に受け入れられる」、すなわち前者なんだけど、それってただの独りよがりなのかな…?

ユーザはサービスである

上記ともからむが、特にソーシャル系のサービスでは「誰がそのサービスを使っているか」というのはどんなすばらしい機能よりも優れたサービスだといえる。私がTwitterを日常的に使うようになったのもたまたま見つけたユーザの発言が面白かったからだし、ブログにおいては芸能人を多く抱えるアメブロが好調だという話も聞く。


そんなわけで、「創造力で勝負する!Webサービス開発者」という看板を降ろそうかと考え始めている今日この頃…