ものさし

何かを計るとき、基準となる「ものさし」って大事だなあというお話。自分には、良く使うものさしが二つある。


一つは、某ソーシャルゲームにおける自分の成績。
ほぼサービス開始時からプレイを始めて、「無課金〜微課金で結構がんばってプレイしている社会人」で通してきた。当初はそれでも総合個人成績10,000位前後にいたが、「ユーザー数100万人突破!」という文句が躍る頃には50,000位くらいになっていた。「招待特典で釣ったところで、そんなユーザ、定着しやしないだろ」という意見の"大部分は"正しい。しかし、自分より上のユーザ≒課金ユーザの数を確実に底上げしたことも確かだ。
個人的には、ソシャゲの勢いは今がMAXだと思っているが、それはこの指標を今後も追っていけば自ずと明らかになるだろう。


もう一つは、某プロダクトの商標。
こいつは本当に優秀で、そのプロダクトが"本当に"成功しているのかを検証するのにもってこいだ。
IT系のニュースだったり講演だったりでは「こんなプロダクト/サービスが成功しています」という話が非常に多い。しかし、自分はその名前を聞いたことすらないということも非常に多い。そんなとき、単に自分が無知なだけなのか?それとも単に誇張されているだけなのかを見極めるために使う。具体的には、両者の名前を Google Insights for Search に放り込んで比較する。プロダクト/サービスの成功〜衰退と検索回数の遷移は高い相関関係にあるという理屈だ。
某プロダクトが優秀なのは以下の点にある。

1. それがブレイクしていないことを知っている
だから、これとどっこいどっこいのレベルであれば、それは(少なくとも今は)ブレイクしてないと言い切れる。ビジネスとして実際どの程度の規模なのかも知っているということだ。

2. 一時期、ちょっと話題になった
そのプロダクトは、昔ちょっとだけ注目を集めたことがある。自分がそのプロダクトを知ったのも、そのときだ。しかし、新しい技術情報を積極的に収集してない(と自分が認識している)技術者は知らない。その程度にバズったとき、どこまで数値が上がるかがはっきりしている。


私のことを知っている人には、私がどんなキーワードをものさしに使っているか分かるかもしれない。すごく興味深い結果が出るから一度試してみることをおすすめしたい(笑)。
そうでない人は、自分が勤めている会社名をものさしにするといいと思う。