『リーンスタートアップ』を読んで(1)

気づいたこと、考えたことなどをここにメモりながら読んでみる。
自分の意見というのはそれまでの経緯・背景によって十人十色なものなので、あわせて自分のスペックも簡単に記しておく。

  • 個人でいくつか、Webサービス、ツールの類を開発した経験有り
    • そのいずれもほとんど使われなかった
  • 実際に作るまでは至らないまでも、日々いろいろなアイデアを出すことに自信あり
  • 商業プロダクトの開発経験有り

はじめに

  • 一生懸命頑張ったからといって必ず成功するわけじゃないよね。それは頑張りが足りなかったのではなく、頑張ること・頑張り方を間違えたりしている場合が多いよね。
  • 「おもしろくないことこそが大事」…うん、知ってる。さて、どうやって自分&仲間と折り合いをつけるべきだろう?
  • リーンスタートアップという手法はベンチャーだけのものではない。すでに本書のなかで述べられていることだった。
  • 「起業とはマネジメントである」。…開発じゃないんだね。新しいプロダクトを生み出し、世界を変える。そういう夢を持った人が一番重視するであろうものが“自由”。そりゃ、ほとんどのスタートアップが失敗するわけだ。
  • 「スタートアップとは製品ではなく組織である」。最近よく聞く、一流のチーム(を作ること)こそが大事というのと同義?

第一章 スタート

第二章 定義

  • 大企業でもスタートアップによるイノベーションは可能。しかし、インテュイットの事例では経営幹部がそういう仕組みを用意していたというところが興味深い。

第三章 学び

  • 学びと言い訳は紙一重
    • でも、言い訳的な学びも無駄じゃない。それが無ければ次へは進めない。
    • でも、本当の学びは、検証によって得られるもの。であれば、学びは検証可能でなければならない。「検証可能な学び」とは何か?それは実験。
      • 「検証可能な学び」と「テスト可能なコード」は相似じゃないだろうか。であれば、(近代的な)プログラマーにとっては受け入れが容易なんじゃないだろうか?

第四章 実験

  • おー、すげえ、話がどんどんつながる(なにそれ
  • これまでのスタートアップは錬金術。まさに!
  • 仮説のうち、特に重要とされる仮説は「価値仮説」と「成長仮説」。これって、アーリーアダプターにとっての〜、アーリーマジョリティーにとっての〜とあるはず。プロダクトのステージによって、どこを対象にするか検討すべきだろう。
  • Webシステムであれば、ユーザによって異なるページを返すことで、比較実験ができる。ダウンロードして使う形のモバイルアプリでもそれは可能だろうか?
  • 仮説の検証は「もっともリスクが高い要素」から行う。すごくアジャイルっぽい。
    • まずは“成長エンジン”を始動させることに集中する!
    • リーンスタートアップの基本は「構築→計測→学習」のループ。しかし、計画は「何を学ぶか」から行う。まるでテスト駆動開発

第五章 始動

  • 仮説を立てるのは机上ではなく、「事務所の外」。実際に顧客と話をするのが大切。ちょっと意外だ。人の表面的な言動ではなく、統計的なデータを重視するのかと思っていた。直接的/間接的に対面しながらも、鵜呑みにするなということか?

第六章 構築・検証

  • グルーポンの始まりは、ブログでTシャツ購入仲間を募るところから…ってマジですか?!そんなブログに人が集まるとか信じられん…。
    • そういやすごく身近に、痛サイクリングジャージを〜という成功事例があるな…いや、でも、これは需要あるでしょ!ってのは自分が当事者に近いところにいるからの感想なのか。
    • ここでさらなる事例をあれこれ…これについての記述は伏せますw
  • プロトタイプ(MVP)の段階では人力もあり。このアプローチって業務システム開発にも転用できそう。いや、すべき。
  • 大企業が自分の素晴らしいアイデアを盗んでくれるなら苦労はしない(それくらい自分のアイデアを他人に知ってもらうのって難しいよね)という指摘はホント、ホントにもうね…(涙目


今日はここまで。一日で読むつもりだったが、書きながらでは無理だった><