アイドルマスター2.0

ニコニコ動画とかを観ていると「金銭的な見返りもないのに、こいつらよくこれだけのパワー(時間だとか金だとか)を注ぎ込めるなあ・・・」と感心します。私がこれまで作ってきたWeb2.0的サイトなんて、たった1,2個のテキストボックスに入力するだけなのに訪問者のほとんどがスルー(まあ、それはニコ動も同様、むしろ割合的にはずっと低いはずというのは分かっていますが・・・)。感心半分、嫉妬半分です。

PSP版の発売が近くなってきましたが、もうすでに新キャラのイベントがあったり(「自作or捏造コミュ一覧」 じむすな さんの公開マイリスト - ニコニコ動画)・・・しかも「もうこれが公式でいいよ」なんてコメすらある出来の良さです。
考えてみれば、これだけアニメ産業が盛んで、専門学校さえあって、コミケという場もあるわけですから、物語を作る/絵を描く/アニメを作る技術を持った人がごろごろいて、その中のほんの一部が動画を作ってアップするというのはごく自然なことです。


だったら、いっそのことユーザ自身にゲーム(の一部)を作らせちゃえばいいのに、と思います。


話は少し脱線して、昨今の世界的不況です。コストダウンのための知恵が求められています。そこでこんなアイデアはどうでしょう?
普通の商品は、マーケティング→企画→試作(xn)→・・・というステップを経て商品化されるわけですが、この前段階をユーザ自身にやらせて単価が高い部類に入る人件費をカットするのです。
ニコマスを観ていると、公式のゲーム・CDって自分の動画を作成するための素材なんじゃないかと思えてきます。だったら、いっそのこと、音楽やらポリゴン、モーションデータをもっと積極的に(七夕革命 more!)提供して(有償でも買う人はすでにいることが実証されているしね)、ユーザが作った曲、コミュをどんどん取り入れられるようにしちゃったらどうだろう。
ユーザが曲を作る、振り付けも考える、話も作る。キャラの設定も考える。
メーカーはポリゴンデータの作成のように莫大な手間がかかる部分を主に手がけて、ユーザを援助する。作られたコンテンツを保持し、ユーザが楽しむための"場"を提供する。
これはまさにWeb2.0(すっかりこのキーワードも廃れてしまいましたがw)。そうです、"(ゲーム)メーカー"は固定観念を捨てて、"サービス提供者"へと進化すべきなのです!・・・そんな会社が出てきたらいいなあ、バンナムがそうなったら、結構本気で転職を考える。


「(バンナムの)社長さん、2.0ですよ、2.0 !」